確定申告書はe-TAX Web版で提出します。
Web版のログインから電子署名をして提出するまでの手順を、画像付きで説明します。
カードリーダーがあれば、ダウンロード版からの提出も可能です。
後半は、実際に使った仕訳の勘定科目を忘備録として記載しています。
e-TAX Web版にログイン
e-Taxソフト(WEB版)にログインする前に、事前準備セットアップをログインの都度完了します。
電子署名はWeb版からその都度とる。
源泉徴収税の注意点
源泉徴収税は、取引先ごとに集計しておく必要があります。
その際、先に支払った税額のほかに、消費税を含めた売上高の合計も取引先ごとに集計します。
3月に確定申告書を作成する際に、報酬と源泉徴収税を取引先ごとに入力が必要です。
仕訳の勘定科目
実際に使用した勘定科目の仕訳方法を画像で説明します。
直接契約で源泉徴収している場合の仕訳
●売上発生時の仕訳●
売掛金 | 100,000 | 売上高 | 100,000 |
消費税を含めた合計金額を記載します。
●売掛金回収時の仕訳●
普通預金 | 89,790 | 売掛金 | 100,000 |
事業主貸 | 10,210 | 売掛金 | 空欄 |
借方には実際に振り込まれた金額と、源泉徴収した税額を記載します。
貸方は、消費税と源泉徴収税額を含めた総合金額を記載します。
クラウドソーシングで源泉徴収された際の仕訳
●売掛金発生時の仕訳●
クラウドソーシング手数料と源泉徴収税も借方に記載します。
売掛金※ | 2,268 | 売上高 | 2,268 |
支払手数料 | 726 | 売掛金 | 726 |
事業主貸 | 306 | 売上高 | 306 |
※借方の売掛金には実際に支払われた金額を入れると分かりやすいです。
源泉徴収税の貸方は売上高を入れます。
システム利用料の貸方は売掛金です。
クラウドソーシングは、複数のクライアントの売り上げがまとめて入金されるので、源泉徴収は発生時の仕訳で記載します。
クラウドソーシングで売り上げが発生した際の仕訳
売掛金 | 5,148 | 売上高 | 5,148 |
支払手数料 | 1,452 | 売掛金 | 1,452 |
手数料の貸方は、売掛金です。
合計はクライアントが支払った金額になります。
売掛発生時の手数料の摘要は、クラウドソーシングシステム手数料です。
クラウドソーシングで売り上げが入金された時の仕訳
入金されたときは、源泉徴収あり・なしともに下記の仕訳です。
●売掛金回収時の仕訳●
普通預金 | 99,000 | 売掛金 | 99,000 |
支払手数料 | 100 | 売掛金 | 100 |
クラウドソーシング経由の売掛金回収時、借方は実際に入金された金額と振込手数料を記載します。
貸方は、売掛金です。
入金時の支払手数料の摘要は、振込手数料です。
クレジットカードで経費支払いした際の仕訳
発生主義で仕訳するので、費用発生時とクレジットカード引き落とし日に仕訳します。
●発生時の仕訳
消耗品費 | 100 | 未払金 | 100 |
新聞図書費 | 1,000 | 未払金 | 1,000 |
広告宣伝費 | 10,000 | 未払金 | 10,000 |
●クレジットカード引き落とし日の仕訳は、未払金の合算で仕訳します。
未払金 | 11,100 | 普通預金 | 11,100 |
適用にいつのカード引き落としかを書いておくと分かりやすいです。
確定申告後に所得税が還付された際の仕訳
所得税の還付金は、次年度に事業主貸で仕訳する必要があります。
普通預金 | 10,000 | 事業主貸 | 10,000 |
還付されたら、忘れないようにすぐ帳簿付けを行いましょう。
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